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第三章 真意 後篇 7

しかし、若い男にそう言われても光永は引き下がらず、話を続ける。


「いや、どうしても今聞かなければならないんだ。手短に話すから、質問に答えてくれ。松浦義忠がどこにいるか知らないか?」


「松浦? 誰だよ、そいつ? なんのことかよくわかんねぇけど、人探しなら他あたってくれや」


男はそう答えると、再び光永達に背を向けようとした。


するとその瞬間、世璋と守央は若い男に迫るように立ち、鋭い眼差しを彼に向けた。


「おっと、待ちな。わりぃけど、そうはいかねんだわ」


「お前ら村上商会には、松浦商会の頭首である松浦義忠と、その幹部3名を拉致した嫌疑がかかってる。現場不在証明が出来ないなら、正直に知ってることを話した方がいい」


守央にそう言われると、若い男は額に冷や汗を浮かべ、光永達からやや離れるように後退りした。


「な……なんだよ、そりゃ? あんたら、お巡りか? だいたい、なんで俺達が村上商会だって知ってんだ?」


若い男がそう聞くと、光永は再び世璋と守央より前に立ち、若い男の疑問に答えた。


「残念ながら我々は警察じゃない。だが、場合によっては警察とも協力する。我々は依頼を受けて、お前達の行動を調査していた。だが、昨日事態が急変したのでな、もう我々にも時間が無いので、こうして直接聞きにきたという訳だ」
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