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第三章 真意 後篇 10

伸び切った男の右腕の肘関節が極められると、男は光永の両脚に押さえつけられて身動きが取れないまま、情けなく断末魔を挙げる。


「あいででででででででっ!! う、ううう腕が……!! お、おおお折れる折れる折れるっ!!」


すると、守央に詰め寄っていたもう1人の大きな体格の男はそれに気づき、断末魔を挙げている男の方を振り返って、彼に加勢しようとした。


「野郎っ……!」


しかしその瞬間、守央は彼に詰め寄っていた男の背後から、素早く右腕を男の首に回して自らの左上腕を掴み、左手で男の後頭部を押して、柔道の裸絞のような絞め技を繰り出した。


男が後方から尻餅をつくように倒れると、守央はその場にしゃがみ込みながら、さらに男の首を絞め上げた。


男は顔をしかめながら、両手で守央の両腕を外そうともがく。


しかし、男の首筋に巻き付いた守央の両腕はがっちりと組まれており、男がいくら抵抗しても外すことが出来ない。


「くっ……!」


一方、世璋に詰め寄っていた別の大きな体格の男は、2人の男がそれぞれ光永と世璋に取り押さえられた様子を見て動揺していた。


「なっ……!?」


しかし、男はすぐに険しい表情を浮かべると、再び世璋を睨み付けながら舌打ちする。


「チッ……! このくそったれがぁっ!!」


男はそう叫びながら、世璋の顔面目掛けて右拳を振り下ろした。


その瞬間、世璋は左腕で男の右拳を左斜め上に受け流すと、左手で男の右上腕、右手彼の右肩を掴むと同時に、右中段膝蹴りを男の腹に食らわせる。
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