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第三章 真意 後篇 22

辻村――


夜、街の中心部では、いつものように多くの人々が通りを行き交い、賑わいを見せていた。


そんな中、世璋と守央、光永の3人は、辺りを見回しながら人通りの多い道を歩いていた。


「それにしても長嶺の旦那、どこ行っちまったんだ?」


「お前が長嶺さんの家まで行った時には、もう留守だったんだろ? 間が悪かったのは仕方無いさ。長嶺さんだって普段から外出の予定ぐらいあるだろうし、今回は俺達だけでなんとかしよう」


「あの少女の行方は、既に掴んだも同然だ。まずは今夜中に彼女の身柄を確保し、その後松浦達の行方を聴取しよう。あの少女も松浦達への襲撃に関与しているなら、何かまた別の手掛かりとなる情報を知ってるはずだ」


光永がそう答えると、世璋は辟易とした表情を浮かべた。


「あ~、そうだった。松浦達も探さねぇといけねぇんだったな。はぁ~やれやれ、俺達3人だけで2件も同時に人探しさせるなんて、勘弁して欲しいぜ。せめて、また手伝ってくれる奴でもいれば――」


すると、世璋がそう言い欠けた瞬間、突然彼らの遠く前方から守善の声が聞こえてきた。


「世璋さ~ん! 父上~!」


世璋と守央は前方を振り向くと、道の奥から守善と守優、由佳の3人がこちらに向かって駆け寄ってきた。


その姿を見た世璋と守央は驚き、道の途中で立ち止まる。


「お前ら!」
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