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第三章 真意 後篇 23

「なんでここに……!?」


守善と守優、由佳の3人が、世璋と守央の目の前で立ち止まると、守善は申し訳無さそうな様子で口を開いた。


「世璋さん、父上。勝手に由佳と守優を連れ出してすみません。けど、あの女流武術家をまた探さなきゃいけないって聞いて、僕達にもまた手伝えることが無いかと思って……」


守善がそう言うと、世璋は安堵した様子で口元に小さく笑みを浮かべた。


「なんだ、そういうことだったのか。それならちょうど良かったぜ。俺達も今探してるとこなんだ。皆で探した方が早いからよ、また手伝ってくれ。いいよな、守央?」


「あ、ああ。俺も別に構わないが……」


守央はそう答えながら、守善と話を続ける。


「昨日も見た通り、相手は堅気の連中じゃない。しつこいようであれだが、くれぐれも無茶な真似はしないでくれ」


「はい、気を付けます」


さらに、守善がそう答えると、今度は光永が守善と話し始めた。


「それで、君達が通ってきた所にあの少女らしき者はいたか?」


「いえ。僕達は、昨日あの女の子とすれ違った道を歩いてきたんですが、それらしい子は見かけなくて……」


「ふむ、そうか……」


光永が左手を顎に当てて考え込み始めると、世璋は再び守央と話し始めた。


「長嶺の旦那の弟子は、松浦商会の連中を狙ってんだよな? あいつらがいそうな店にでも当たってみるか?」


「それも1つの手だな。あとは、昨日他に長嶺さんの弟子が通った場所があれば、そこも調べて――」
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