FC2ブログ
 

第三章 真意 後篇 24

すると、守央がそう言い欠けた瞬間、突然由佳は何かを思い付いたように表情を明るくした。


「あっ、そうだ! ねぇ、守善様。昨日、あの子がいた砂浜はどうですか? もしかしたら、今日もいたりして……?」


「あの砂浜? けど、あんな人通りの無い所にわざわざ1人で行ったりなんてしないんじゃ……」


守善と由佳が話し始めると、光永と世璋、守央の3人は、彼らの話に口を挟んだ。


「いや、あり得るかもしれん。確かに、昨日はあの少女も成り行きであの海岸まで移動したのかもしれんが、あそこは人通りがほとんど無いおかげで、誰かに犯行を見られて通報される可能性も低い。襲われる方も助けを呼びづらいだろう」


「じゃあ、とりあえず昨日行った砂浜まで行ってみるか。もしいなけりゃ、また別のとこ探しゃいいしな」


「ああ、そうしよう」


守央達が話をまとめると、守優は嬉々とした表情を浮かべ、やる気満々な様子で意気込んだ。


「よ~し、ぜってぇあいつを見つけてやる! 待ってろよ~!? 今度こそ決着つけてやるぜぇ!」


さらに、守優は口元に不敵な笑みを浮かべたまま、突然一人でにその場から駆け出し、守央達から離れて街の奥へと走り去っていく。


すると、それに気づいた由佳も、慌てて守優の背中を追って走り出した。


「あっ! 待ちなさいよ、守優!」


そして、守優や由佳の後に続いて、守善と守央、世璋と光永もその場から駆け出し、彼ら6人は道の彼方へと走り去っていった。
スポンサーサイト



 

comment form

管理者にだけ表示を許可する

comment

 
プロフィール

ジェド(jed)

Author:ジェド(jed)
ツイッター(@jed_restart)
https://twitter.com/jed_restart

オリジナルグッズ販売中!
https://jed-vin.booth.pm/

最新記事
最新コメント
カテゴリ
PR
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR