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第三章 真意 後篇 25

一方、街の中心部から少し離れた海岸では、梨奈が4人の男達に追われながら、白い砂浜を全速力で駆け抜けていた。


4人の男達は様々な色や模様の着物に身を包んでおり、右手に短棒を持ちながら梨奈の後を追跡している。


梨奈は走りながらふと背後を振り返り、彼女を追ってくる男達の存在を確認すると、地面を踏み締めながら方向転換し、砂浜に隣接する草地の斜面へ向かおうとした。


しかしその瞬間、今度は8人の男達が斜面を登った先の小さな林から突然現れ、草地の斜面を駆け降りて、梨奈の目の前に立ち塞がった。


8人の男達も様々な色や模様の着物に身を包んでおり、それぞれ右手に短棒を持っている。


やがて、4人の男達も梨奈に追い付くと、彼女は砂浜で男達に取り囲まれ、身動きが取れなくなった。


「くっ……!」


梨奈が険しい表情を浮かべて周囲を見回す中、男達は短棒を弄びながら、口元に不気味な笑みを浮かべている。


「ヘッヘッヘッヘッヘッヘッ、もう逃げらんねぇぜ?」


「堪忍しな、小娘。さすがのお前でも、俺達全員をたった1人で相手するのは無謀ってもんだ」


「この機会にたっぷり教えてやるぜ、世の中の恐ろしさってもんをなあぁああっ!!」


男の1人はそう叫ぶと、突然左足を1歩前に踏み込み、梨奈の頭目掛けて右斜め上から短棒を振り下ろした。


しかしその瞬間、梨奈は左腕で男の右手を左に受け流すと、右正拳中段逆突きを男の腹に食らわせ、さらに右足を1歩前に踏み込みながら、右上段肘打ちを男の顔面に食らわせた。
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