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第一章 初戦 10

英典が笑顔でそう答えながら守優と守善に向かって会釈すると、再び守央は口を開いた。


「守優と守善にとっても、英典がいい練習相手になるといいな。世璋、今度また皆で集まって合同稽古でもしよう。俺達のティーはどっちも同じ那覇手の系統のはずだが、どうも形や組手がかなり違うみたいだからな。お互い、いい技術交流になるぞ?」


「ああ、そうだな。最後に俺達で合同稽古したのは、随分前の話だからな。ただ、合同稽古もいいんだけどよ……せっかくなら、もっと色んな奴等と技術交流がしたいよな。特にイリクミ(入り組)だ。ティーの系統が違えば当然形も組手も違うが、俺やお前みたいに同系統のティーを修行しててもこれだけ違いがあるんだ。気心が知れた身内同士で仲良く稽古するのもいいが、他の連中とイリクミをやって、自由に技を掛け合う中で戦術や駆け引きを研究するのもいいと思わねぇか?」


「イリクミか。確かに、イリクミなら稽古する上で技の制限は互いに設けないから、相手がどんな技を出して来るかわからない緊張感が味わえていいな」


「だろ? こっちは由佳が同じ相手はもう飽きたなんて言うもんだから、ちょうどいい頃合だと思ってたんだ。なあ、守央。誰かお前の知り合いで他にティーをやってる奴は心当たりねぇか?」


「う~ん、そうだなぁ……」
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