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第一章 初戦 25

守央がそう感触を得る中、幸允は立ち上がって左足を1歩前に踏み出し、再び夫婦手に構える。


「だが、トゥイティーを得意とするのは俺も同じ! 俺が先に投げを打てば、今度こそ俺の勝ちだ! 同じ手は二度と食らわん!!」


幸允はそう叫ぶと同時に守善へ向かって突進すると、左右の上段廻し蹴りと正拳上段突き、中段廻し蹴りを矢継ぎ早に繰り出した。


守善は幸允の突きや蹴りを左右の手で受け流し、あるいは体捌きでかわしながら、徐々に後ろへ下がっていく。


すると、幸允は左足を1歩前に踏み込みながら、左手で守善の右袖、右手で彼の左襟を掴み、再び柔道の大腰のような投げ技を繰り出した。


一瞬宙に浮いた守善の体が地面に叩きつけられると、幸允は再び仰向けに倒れた守善の顔面目掛けて、右正拳下段突きを放った。


「おぉおおおおっ!!」


しかしその瞬間、守善は左手で幸允の右拳を右へ受け流すと同時に、両手で幸允の右手首を逆手に掴み、地面を蹴って振り上げた両脚を幸允の首に巻き付けるように組んで、仰向けに倒れた状態のまま前三角絞めのような絞め技を繰り出した。


幸允は自らの右肩と守善の両脚に首を絞めつけられ、顔をしかめる。


「ぐっ……おお……」


そんな幸允の姿を目にした清栄と知子は驚きを隠せず、唖然とした表情を浮かべていた。


「おいおい、嘘だろ……? あの幸允が絞め技でやられてるのか?」
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