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第一章 初戦 37

「ああ、いつ見ても本当にすげぇ刻み突きだぜ。いったいどんだけ修業すりゃ、あんな速くて威力もある刻み突きが出来るようになるんだ?」


そして、守央もやはり守優と清栄の戦いに目を向けながら思索を巡らせている。


(しばらく見てない内に、清栄も随分と実力をつけたみたいだな。本来、刻み突きは体を真っ直ぐ起こし、体勢を安定させた状態使うことが多い技だが、あいつは体を前に傾けることで、より速く強い、伸びのある刻み突きを実現している。通常の刻み突きを遥かに凌駕する速度、威力、間合いの長さを全て兼ね備えたあの突きは、対処するのが実に厄介だ。さあ、どうする守優?お前ならどうやってあの刻み突きを封じる?)


守央がそう思索を巡らせていると、今度は清栄が先に攻撃を仕掛け始めた。


「さて、様子見はこの辺で終わりだ。今度はこっちからいくぜぇえええっ!」


清栄はそう叫びながら地面を蹴り、守優に向かって素早く突進していくと、鋭い左中段刻み廻し蹴りと左右の正拳上段突き、中段前蹴り、中段廻し蹴り、上段裏廻し蹴りを矢継ぎ早に繰り出した。


対する守優は、清栄の攻撃を左右の腕で受け流し、あるいは体捌きでかわしながら徐々に後ろへ下がっていく。


さらに、清栄は左足を1歩前に踏み込みながら、右正拳上段逆突きを放った。


「せいやぁああっ!!」


すると、守優は右腕で清栄の右拳を右へ受け流すと同時に、清栄の右手首を右手で掴み、すかさず左裏拳上段打ちを清栄の顔面に食らわせた。
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