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第二章 真意 前篇 14

「あ……ああ、えっと……ご、安心ください、長嶺さん! お弟子さんのことは、私共で必ず見つけ出しますので……!」


「そ、そうそう! そんな堅苦しくしないでもいいぜ、旦那! と……とりあえず、顔上げてくれ。な?」


世璋にそう促されると、義明は顔を上げ、再び机の目の前に座り直しながら安堵の表情を浮かべた。


「あ、ありがとうございます。弟子のことが心配なあまり、ついお見苦しいところを見せてしまって申し訳無い。ハハハハッ……」


義明がそう言いながら苦笑いすると、守央は再び口を開いた。


「とりあえず、大体の経緯の方はわかりました。それで、具体的に梨奈さんを捜索するにあたっての質問なんですが、行方不明になった梨奈さんが行きそうな場所について、何か心当たりはありませんか?」


「いえ。申し訳ございませんが、私には見当も……ただ、梨奈のご両親なら、何か知っていることがあるかもしれませんので、後でお二人にもご紹介を……」


「ありがとうございます。では、梨奈さんが行方をくらます理由として、何か思い当たることは……?」


すると、守央がそう聞いた瞬間、義明は眉をひそめながらふと下を向き、首を傾げながら黙り込んでしまった。


そして、しばらくすると義明は再び顔を上げ、表情を曇らせながら恐る恐る口を開いた。
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