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第二章 真意 前篇 17

縄で縛られている松浦達は無論抵抗出来るはずも無く、呻き声を挙げながら一方的に全身を短棒で殴られ続ける。


そして、ある程度打ちのめしたところで十数人の男達が一度手を休めると、松浦達は顔や手足に痣を作り、顔をしかめて再び畳の上に倒れていた。


「がはっ……! くっ……くそがっ……!」


松浦達が村上や十数人の男達を睨み付けつける中、村上は薄ら笑いを浮かべたまま松浦達を見下ろしている。


「朝っぱらからうるさい連中だな、お前らは……どうだ? これで少しは反省する気になったか、松浦さんよ?」


「ふ……ふざけんじゃねぇ……誰が、てめぇに詫びなんか……い、入れてやるかよ……」


「おいおい……いいのか、そんなこと言って? お前、自分が置かれてる状況がわかってないらしいな。俺達がその気になれば、お前らを殺すのに1分とかからないんだぜ? お前らが明日の朝日を拝めるかどうかは、俺達次第なんだよ」


「ハッ! だったら、どうしてすぐに俺達を殺さなかった!? てめぇは結局ビビって殺しも出来ねぇ、ただの甘ちゃんだろうが!」


「フン、お前は本当に頭の悪い奴だな、松浦。俺はな、お前と取引するために、わざわざお前らを生かしておいてやってるんだ。もし、お前が俺との取引に応じてくれさえすれば、俺達にとってもお前達にとっても利益のある話だ。だが、お前が俺との取引に応じない場合は、どうなっても知らないぞ?」


「取引だと?」
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