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第二章 真意 前篇 24

「はい! 俺、やります! 相手が女だろうと関係ねぇ! 強い奴とカキダミシ出来るんなら、なんだってやってやるぜ!」


さらに、守優が両拳を掲げながらやる気満々な様子でそう答えると、彼の隣に立っていた由佳も、守優の様子を見るなり慌てて右手を挙げる。


「あ、あたしも! あたしもしたいです、カキダミシ!」


一方、守優と由佳の様子に目を向けていた守善は、少々心配そうな表情を浮かべて再び守央と話し始めた。


「本当にいいんですか、父上? 僕達がいたら、父上と世璋さんの仕事の邪魔になってしまうんじゃ……?」


「いや、どっちにしろ人手は必要なんだ。理由はどうあれ、捜索対象者を探してくれるなら助かる。けど、無理はしないでくれ。危険なことが無いとは言い切れない」


「わかりました。僕達も気をつけます」


守善がそう答えると、世璋は再び口を開いた。


「よし、これで話は決まりだな。守央、俺達は一旦光永の旦那の所に戻るんだろ? 後で長嶺の旦那も呼びにまた首里へ行かなきゃいけないんだったら、急いだ方がいいんじゃねぇか?」


「ああ、そうしよう。守善、悪いんだが俺と世璋はこれから一度東村に戻らなきゃいけないんだ。お前らは家に帰って荷物を置いたら、先に辻へ行って捜索対象者を探しててくれ。15歳の女流武術家なんて由佳以外はそうそういないだろうから、見たらすぐにわかるはずだ」
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