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第二章 真意 前篇 32

「松浦さん達をどこへやりやがった!!?」


「なんで、てめぇみてぇな小娘が村上に肩入れなんてしてやがるんだ!!? ああ!!?」


「なんとか言えや、ゴラァ!!」


「答えろっつってんのが聞こえねぇのか、このくそアマァ!!」


しかし、男達がそう激昂しても、少女は無表情のまま沈黙を守り、瞳孔の開いた不気味な眼差しを男達に向け続ける。


沈黙を守る少女に対し、痺れを切らした男達は、互いに目配せし合った。


そして、男の1人が少女に向かって再び口を開いた。


「チッ、意地でも答えねぇつもりか! だったら、こっちにも考えがあるぜ! どの道俺達だって、てめぇら村上商会からコソコソ逃げ回るのはもううんざりしてんだ! 今からてめぇをこの場で叩きのめして、松浦さん達の居場所を力ずくで吐かせてやる! 覚悟しやがれ、くそアマァアアアアッ!!」


男の1人がそう激昂すると、5人の男達は雄叫びを挙げながら一斉に少女へと襲いかかり、次々と拳を振り下ろし始めた。


しかし、少女は男達の拳を全てかわしながら、すかさず鋭い突きや蹴りを放って、1人また1人と男達を打ち倒していく。


そんな激しい乱闘の様子を目にした由佳と守善は、額に冷や汗を浮かべていた。


「な、何!? どうなってるの!?」


「わからないけど、カキダミシっていうよりは喧嘩になってるみたいだ! とにかく、父上と世璋さんを呼ばないと……!」


すると、守善がそう答えた瞬間、彼の隣に立つ守優は突然やる気満々な様子ではしゃぎ出した。
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