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第二章 真意 前篇 35

守優はそう言うと、左足を1歩前に踏み出し、夫婦手に構えた。


「さあ、来いよ。どっちが強ぇか、はっきりさせようぜ」


すると、守優がそう言葉を続けた瞬間、少女は眉を僅かに動かして鋭い眼差しを露にし、両腕を下げたまま左足を1歩前に踏み出して構えた。


両者は間合いを保ったまま、しばらく互いの出方を伺う。


先に攻撃を仕掛けたのは、守優の方だった。


守優は左足を1歩前に踏み込むと同時に、左右の正拳上段突きと中段廻し蹴り、中段前蹴り、上段横蹴りを連続で繰り出した。


対する少女は、左右の腕で守優の突きや蹴りを受け流し、あるいは体捌きでかわしながら、徐々に後ろへ下がっていく。


さらに、守優は防戦一方となった少女に対し、渾身の右正拳上段逆突きを放った。


「せいやぁああっ!!」


するとその瞬間、少女は左手で守優の右拳を受け流し、同時に鋭い右上段廻し蹴りを守優の左側頭部に食らわせた。


その衝撃で守優の頭が勢いよく右に傾くと、彼はよろめきながら後ろへ下がった。


「くっ……!」


守優が顔をしかめると、続けて少女は左右の廻し蹴りと上段飛び二段蹴り、中段前蹴り、中段後ろ蹴りを矢継ぎ早に繰り出した。


対する守優は体勢を立て直すと、左右の腕で少女の蹴りを受け流し、あるいは体捌きでかわしながら、徐々に後ろへ下がっていく。


さらに、少女は防戦一方となった守優に対し、鋭い右上段刻み廻し蹴りを放った。


その瞬間、守優は両腕で少女の蹴りを受け止めながら掴むと同時に、右脚で少女の右脚を刈り、勢いよく少女を投げ飛ばした。
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