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第二章 真意 前篇 36

少女の体が背中から地面に叩きつけられると、すかさず守優は仰向けに倒れた少女の顔面目掛けて、右正拳下段突きを放とうとする。


しかし、少女は咄嗟に左足で守優の腹を蹴りつけ、守優が怯んだ隙に彼から間合いを取るように横転すると、足を振り上げる勢いを利用して素早く立ち上がった。


少女の蹴りを腹に食らった守優は、顔をしかめながらも不敵に笑っていた。


「あ~、いってて……やるじゃねぇか。見たところ、お前の得意技は蹴りだな? 特に、上段蹴りはキレがいい。普段から相当練習してんだな」


守優がそう言っても少女は何も答えず、再び両腕を下げたまま左足を1歩前に踏み出して構えた。


すると、それを目にした守優は、口元に不敵な笑みを浮かべたまま言葉を続ける。


「おっ? まだやるか? いいぜ、そうこなくっちゃな」


守優もそう言いながら、再び左足を1歩前に踏み出し、夫婦手に構えた。


そして、両者はしばらく間合いを保ったまま、先程と同じように互いの出方を伺い始めた。
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